灼熱感には『ギー🧈』

9月も半ばというのに、まだまだ真夏の暑さが続いています。
そしてこれからが本格的にピッタが暴れ出す季節になります。
特に夏休みでレジャーに行って日焼けをしてしまった方などはこれから注意が必要です。体の中に熱が蓄積させていて、その熱により様々な不調が出ます。
・皮膚の炎症
・抜け毛など髪のトラブル
・口内炎
・目の充血などのトラブル
・胃が焼けるように熱い、胃痛、胃酸過多などの胃の不調
などが出てくる季節となりました。
すでに蕁麻疹などでお悩みの方もいらっしゃいます。
そこでおすすめなのが『ギー』です。
ギーはバターから不純物を取り除いた物で、冷たい質があります。その冷たいという質で体に溜まった熱を取り除いてくれます。

アーユルヴェーダでは、ギーは奇跡のオイルと言われるぐらい、誰でも取った方が良い、万能オイルです。
アーユルヴェーダの古典書の『チャラカサンヒター』には、ギーについて以下のように記されています。

記憶力・知力・消化力・精力・オージャス(活力素)・カパ・脂肪を増大させ、ヴァータ・ピッタ・毒物・錯乱・疲労・不幸・発熱を除去し、全ての油脂類の中で最も優れている。


ギーの味は甘味、性質は冷性、消化後の味は無数であり、用い方によって無数の効果を上げることができる。


ヴァータ体質の人、ピッタ体質の人、ヴァータとピッタ性の病気の人、視力を強くしたい人、怪我をした人、痩せた人、老人、子供、体力のない人、寿命を伸ばしたい人、太りたい人、子供が欲しい人、若々しさを求めている人、消化力・活力・記憶力・知恵・燃焼力・理性・感覚機能を上げたい人、灼熱感・外傷・火傷によって苦しんでいる人に良い。


これを読むだけでも、スペシャルなオイルだなと感じてもらえると思います。
もちろん料理に使って食べることも良いです。
野菜やお肉などをソテーするだけでコクが出てとっても美味しくなります。
スープなど汁物に入れたり、ミルクやコーヒーに混ぜることで簡単に摂取できます。

ただ食べる以外にも活用法があります。
火傷や口内炎などに塗ると、治りが早くなります。
ピッタの居場所である目は温めてはいけないのでこの冷性のオイルがぴったりです。
目の周りに塗るだけでも良いし、コットンに浸してアイパックもおすすめです。
可能な方はぜひ目薬のように使ってみてください。
しばらくボヤッとしますが、すぐに馴染みその後はすっきりします。
私も毎日やっていますが、白目がきれいになってきたように思います。
ドライアイも感じることがありません!
点眼はハードルが高いと言われがちなんですが、慣れればとっても簡単だし効果が分かりやすいです。

ギーも今は色々なところで手に入るようになり少しずつ身近なものになってきているのを感じます。
手作りでも、そこまで手間にならず作れるので、是非常備して様々な活用法を試してみてください。

東京下北沢のアーユルヴェーダプライベートサロン Aditi
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