アーユルヴェーダの食事で大切にすること
今日で3月も終わりです。
桜も散り出して、あっという間に春も終わりそうですね。
明日から新生活のスタートという方もいらっしゃると思います。
生活の変化はヴァータドーシャを乱す要因になります。そうすると落ち着かない、不安、不眠、乾燥、痛みなどの症状が出てきてしまいます。
深呼吸をしたりして、一息つく時間や落ち着ける時間を意識的に作っていきましょう。
私は・・。明日からも全く変わらない💦むしろ、カパが上がってしまってますが、カパのおおらかさや面倒見の良さなどを発揮して、皆さんをお迎えしていきたいなと思ってます。
先日食のプロである友人と話をしていた時、その友人は作るのが面倒だったらカロリーメイトを食べれば良い!子供へのお弁当も冷凍食品で充分!と言っていました。
確かに入院中の食事で、検査などで時間がずれてしまうとカロリーメイトがポンと出される事があります。
お医者さんや栄養士さんからすれば、とにかくバランスの良い栄養を取って欲しいという事だと思います。
しかし、アーユルヴェーダで考えるとありえない事です!
アーユルヴェーダで、バランスの取れた食事とは炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・カロリーを中心に考えることはありません。
食材自身が持っている質と6つの味のバランスが取れていることが理想的な食事となります。
私も栄養学を学んでいたので、最初のうちはなかなか理解しづらかったですが、ドーシャのバランスを取るためには、舌に乗せた時の味をまずは考えていくとシンプルでとてもわかりやすくなると思います。
甘味ー穀物・さつまいも・カボチャ・肉・魚
塩味ー塩・醤油・味噌
酸味ーレモン・酢・梅干し
苦味ーゴーヤ・ターメリック・ほうれん草
辛味ー胡椒・生姜・唐辛子・わさび
渋味ー豆・緑茶・ふきのとう・たけのこ
この6つの味が一食の中に入るように食材を選んでいくだけで、バランスが取れます。
栄養素で考えてしまうとどんなにバランスを取っても、カルシウムが足りないから牛乳をつける、ビタミンAが足りないから人参を入れるとか無理矢理合わせるので、不思議な組み合わせになってしまうことがあります。
栄養価計算をするとしょうがないなと思うんですが、給食の牛乳に違和感を持っている人は多いのではないでしょうか?
何も毎日インド料理を食べろということではありません。
ご飯、サバの味噌煮、豆腐とわかめの味噌汁、ほうれん草のお浸し、きゅうりの酢の物
こんな一般的な定食で充分です。
サバの味噌煮に少し生姜を薬味につけてみる。食後に緑茶を飲むなどするだけで、完璧な6味が取れます。
栄養素ではなく6つの味を意識する事で心の満足感が生まれます。
加工食品や冷凍食品は『タマス』という質が増え、無気力や鬱、落ち込みや怠惰などに繋がってしまいます。
共働きで忙しいお母さんに毎日手の込んだお弁当を作ってくださいとはさすがに言えないですが、朝炊いたご飯をつめる、卵焼きなど1品は出来立てを入れるなど、少しだけでも手をかけた物を入れてあげてください。
料理をする人の心の状態
食事に集中して食べているか
美味しいや幸せと感じながら食べているか
など心の状態が大きく関係すると言われているのがアーユルヴェーダでの食事です。
どんなに完璧な栄養の整った食事でも、心の状態が整っていなければその栄養素は吸収できないと言われています。
栄養は整っていなくても、愛情のこもった食事を取る事の方が、大切なことだなと今は感じています。
新鮮な食材や出来立ての料理は、オージャスという活力素を作り出してくれます。
私たちの体は食べた物でできています。
どんな物が体が喜ぶ物なのか考えてみてください。
アーユルヴェーダの食事法はこのブログでも色々とと載せていますのでご覧になってみてください。
もっと詳しく学びたい人はベーシック講座がおすすめです。
新生活のスタートともに食生活も再度見直していきましょう。
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