アーユルヴェーダで考える『便秘』②

昨日に引き続き、『便秘』についてのお話しです。
なぜ便秘になってしまうのか?
その原因を今日は紹介していきます。

便秘の主な原因

①ヴァータを増やすもの

②アーマを作るもの

この2つと考えられています。

まず、ヴァータは風のエネルギーで、呼吸や身体の全ての動きを司ります。
便も排泄もそのその動きによって行われますが、ヴァータが乱れることにより、うまく排泄できなくなってしまいます。

〈ヴァータを増やす原因〉

・少食、絶食
・乾燥したものを食べる
・苦味、辛味、渋味の食べ物
・不規則な食事
・不規則な睡眠、起床
・夜ふかし
・歩き過ぎ、旅行
・便意を我慢する、ふんばる
・話しすぎ
・不安、心配事、悲しみ
・もともとヴァータの性質が強い人

ヴァータを増やす原因の食事や行動
→ヴァータが増えて悪化する(乾燥する)
→大腸で便が固くなる(水分が無くなる)
→固い、コロコロした便になる

便自体が乾燥し、さらに動きも悪くなることで便秘になってしまうという事です。



次にアーマによる便秘について。
アーマ(未消化物)の性質は、悪臭、粘りっこい、身体が重い、だるくなるという性質があります。
このベタベタした物が胃や腸に張り付くことで、消化も悪くなり、便の出も悪くなります。

〈アーマを作る原因〉

・消化に重いものばかりを食べる
・食べすぎ
・冷たいもの
・動かない、寝過ぎ
・前の食事が消化される前にまた食べる
・怒り、悲しみ、恐怖、心配事

アーマを作る原因の食事や行動
→消化力が弱り、消化不良になる
→アーマができる
→悪臭、粘性のあるずっしりした便になる

便自体が今度は重く粘りが出てしまうのでスムーズに出なくなってしまいます。

 

一言で便秘と言っても、自分の便の状態がどうなのか?を観察してみてください。
その状態によって対策も違ってくるので、どうしたら良いのか、次回ご紹介していきます。


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