白湯の効能
先日叔母が久しぶりに泊まりに来ました。叔母も早起きしていたので、朝市に白湯をふるまってみたらおいしいと言ってくれました。ちゃんと沸かした白湯は、びっくりするぐらい甘味があって美味しいんです。
最近は白湯を飲んでる方はかなり増えましたが、反対にまだまだあんなに美味しくなくて飲めないという方も一定数いらっしゃいます。
白湯が美味しく感じないのは、ジャンクフードや添加物、濃い味付けのものなどを食べ過ぎて味覚が弱っている証拠です。水の飲めない小学生がいるとニュースで見て衝撃を受けました。
食事の見直しもしながら、少しずつ白湯の味に慣れていき、おいしいと思えるような感覚器官をとりもどしてもらいたいなと思っています。
白湯を飲むことは、お金もかからず手軽にできるので、アーユルヴェーダのディナチャリヤ(一日の過ごし方)の中で、一番簡単に取り入れられます。
朝から元気に活動するためにも、起きたらまず白湯を飲むことを習慣にしてみてください。
寝ている間は、胃腸の動きは弱っています。消化酵素も減り、寝ている時は胃腸も休んでいます。
そうすると、動いてない=冷えている、という状態になります。
つまり、朝起きた時は身体だけでなく、胃腸も冷えているのです。そこですぐに食べ物や冷たいお水を入れてしまうとさらに負担をかけてしまいます。
まずは白湯をゆっくり飲んで胃腸を温めて一日をスタートする事が必要です。
では、白湯とは??
厳密に言うとただの湯冷しとは違います。
ケトルなどでお湯を沸かす方も多いと思いますが、それはお湯です。
白湯はやかんか鍋に水を入れ、沸騰してから10分ぐらい煮詰めたものです。
不思議と煮詰めるととっても甘く美味しくなります。
カップ一杯の白湯には、お湯なのでカパドーシャ(水)があり、そこに火で熱することでピッタドーシャ(火)が加わり、ぐつぐつと煮詰めることで動きのヴァータドーシャ(風)も含まれます。
全てのドーシャがベストな状態で含まれている魔法の飲み物と言って良いんです。
朝飲むことで、乱れたドーシャのバランスを整えてくれます。
また飲み方も、季節や体質・体調に合わせて、その時に一番美味しいと感じる温度で飲みます。
〈ヴァータ体質〉
風の質で冷えやすいため、60〜70℃で温かいと感じる温度で飲みます。朝だけでなく、1日2ℓ程度のお腹が満たされる量をしっかりとって乾燥を防ぎます。
〈ピッタ体質〉
火の質で熱を持っているため、40〜50℃程度のぬるめの温度で飲みます。暑い季節は常温の水でも構いません。
汗をかきやすいので、その場合はたっぷり飲みます。
ただし、胃腸から出血があるなどピッタが上がりすぎている時には白湯はやめた方がいいです。
〈カパ体質〉
水の質で冷えやすいので70〜80℃で熱いと感じる温度で飲み、体を温めます。
シナモンや生姜などのスパイスを使うのもおすすめです。
こちらを参考にして、とにかくすするように飲みましょう。
・アーマの除去
・代謝アップでダイエット効果
・免疫力アップ
・デトックスが高まり、肌質の向上
・冷え性改善
・消化力アップ
など、色々嬉しい効果があるので、是非お試しください。
東京下北沢のアーユルヴェーダプライベートサロン Aditi
本場インドで学んだアヴィヤンガ&シロダーラをお試しください。
タイ古式マッサージ、エアリアルヨガの体験受付中です。
0コメント