消化の火アグニ

アーユルヴェーダではすべてのものが五大元素(パンチャマハブータ)からできていると言われています。

空(アーカシャ)
風(ヴァーユ)
火(アグニ)
水(アパス)
地(プルッティヴィ)


これら5つが五大元素です。
宇宙や人類の仕組み全てには、この五つの要素があらゆるところに存在していて、生きていくために必要なエネルギーを与えています。

今回はこの中の一つ「火=アグニ」に注目してみたいと思います。
アグニとは消化と代謝を司る力であり、体に力を与えるものです。
全ての病気は弱ったアグニが原因と言われています。

一言に消化というと、食べものの消化を思い浮かべる方が多いと思います。
口から入った食べ物が胃→小腸→大腸へ。その間に栄養は吸収され、不要なものは排泄されていく。
その流れがきちんと行われるために、アグニが必要になります。
また、情報の消化やストレスの消化にもこのアグニの力が必要です。
情報過多の現代なので、うまく自分に必要な情報だけを取り入れていかないと、体内に蓄積されてそこから病気が発生してしまいます。
食欲があるということは精神的に元気な証拠!
美味しいものを適量に食べたいと思う心、食べたものをうまく変換できる体を作っていきましょう。

アーユルヴェーダでは、似た性質同士だと高め合い、異なる性質だと下げると言われています。
これから夏に向けて気温がどんどん上がります。
熱性を持つ火のエネルギー、ピッタドーシャが上がりバランスを崩しやすくなってしまいます。
元気な時はよく燃えてエネルギッシュでとても良いですが、火が強すぎると焦げ焦げになりますね。
そうして上がり過ぎたアグニによって、消化力が乱れた状態が夏バテです。
夏へ向けて今から消化力を整えていきましょう。

消化力のチェック方法などなど、少しずつアップしていきます。

東京下北沢のアーユルヴェーダプライベートサロン Aditi

Aditiは東京下北沢の女性専用アーユルヴェーダプライベートサロンです。 インドのアーユルヴェーダ医より学んだアーユルヴェーダの考えに基づき、手作りのオイルで心を込めてトリートメントさせて頂きます。 是非、本場のアヴィヤンガとシロダーラを体験してください。

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