強壮学 〜ラサーヤナ〜 ④
今日はラサーヤナを語る上で、外すことのできない、『オージャス』について書いてみます。
オージャス=生命エネルギー、活力素
などと訳されます。
生命維持に欠かせない液体状のもので、色はギーのよう、味は蜂蜜のよう、匂いはお米をローストしたようなんて言われています。
微細なもので目に見えないのに、昔の賢者は知っていたというのは面白い話ですよね。
このオージャスは以前に紹介したサプタダハトゥ(食べ物から血漿、血液、筋肉、脂肪、骨、骨髄、精子や卵子と順番に作られる流れ)の先に作られると言われています。
つまり生殖機能のさらに先です。
なので、良い食事を取れているか?サプタダハトゥのそれぞれがきちんと作られているか?そして、次へと繋げる管のようなものも正常に機能しているか?
これらが全て整って始めてオージャスが作られます。
オージャスの質・量が共に十分であれば幸福で健康で長寿につながります。
オージャスがたっぷりの人は、顔や皮膚が輝き、体からエネルギーがみなぎりオーラが出ています。心身共にリラックスしていて内なるエネルギーを持っています。
見た目がきれいとかではなく、誰がみてもキラキラ輝いてる人っていますよね?
そういう方がオージャスに満ち溢れている人です!
オージャスの作られ方は、まずは受精の時!
精子や卵子の次に作られると書きましたが、精子と卵子にもオージャスが含まれるため、受精した時にどれくらい持っているかも関係します。そのため、インドでは妊娠前に夫婦でパンチャカルマという治療を受けてデトックスする方も多いそうです。それだけ両親の状態も関係します。
胎児はまず心臓ができて、そこにオージャスがあり、少しずつ全身に行き渡っていきます。妊娠中の母親の食事は胎児のオージャスへ影響を与えるので、良い食事を心がけていきましょう。
オージャスを増やすためには、母親だけでなく私達みんな食事を見直す事が必要です。
現代人はオージャスが少なくなっていると言われています。
シンプル・ナチュラル・フレッシュ・消化しやすいものがキーワードです!
太陽の光をたっぷり浴びた野菜にはプラーナというエネルギーがたくさん含まれていて、オージャスを増やしてくれます。
逆にジャンクフード、加工食品、肉や魚の食べすぎはプラーナが少なくオージャスが少なくなってしまいます。
そして目や耳からの情報や人との繋がりなど全てがオージャスに関係します。
うつ・不安・トラウマ・執着なども良くありません。
静かなところで呼吸法や瞑想を行い、心を休ませること。無条件の愛を与えること。を心がけることでオージャスを増やすことができます。
オージャスたっぷりでキラキラした人になれるように、一緒に頑張りましょう。
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